174人が本棚に入れています
本棚に追加
プライド…
もちろんプライドはあった。
でもそんなのはどうでもいいと思えるほど焦りもし、悩みもした。
離れていく勇人の心に耐えられず泣きすがったこともある。どうして抱いてくれないのと。
そうすれば勇人は抱いてくれた。
そう。観念して。仕方なしに…
でもそんなセックスがお互いいいわけはなかった。おざなりのセックス。
そんなセックスで真理沙だって満足出来なかった。夢中になれずいけなかったから。
それでもどんな形でもいいから勇人とつながっていたかった。
次第に真理沙は自分が壊れていくような気がした。
最初のコメントを投稿しよう!