あやまちの翌朝はボロボロ

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「なに考えてるの?」 「い、いや、何も!うん!や、その、真美ちゃん先輩の教え方上手いなぁって!」 晴樹は、やや邪に傾きかけた自分自身を精一杯取り繕った。 先輩の彼女に不埒な感情を少しでももったなんて、口が裂けても言えない。 「そ、それよりさ、いつも俺に教えてくれるけど、隆っち先輩とか・・・・・・妬きません?」 「ハルくんに?やだぁ、まさかぁ!」 『だ、だよな・・・俺なんか勝負にならないもんな・・・』 顔で笑って心で泣いて。 密かに傷ついた晴樹だった。 そんな日々が続く中、真美がサークルにパタリと来なくなった。 「ああ、教育実習なんだよ、3週間。」 サークルに来ていた隆志が、晴樹の答えた。
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