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「でも、ホントにハルくんがこっちに来たのね。嬉しい!」
入学式の翌日、晴樹はようやく真美と隆志に会えた。
合格してからずっとメールで連絡を取り合っていたが、互いの都合がなかなか折り合わず、ようやく会うことができた。
真美は、心から嬉しそうな笑顔を浮かべて、晴樹の隣に座っている。
小柄で身長は150センチくらいだろうか。
耳の下から肩を越えるあたりまでふわふわにカールさせていて、それが余計可愛らしく見える。
目が大きくて、まつげが長い。
『うっわ、久々でも真美ちゃん先輩激可愛いなー。あ、なんかいい匂いもするし。くー!隆っち先輩羨ましー!』
これが、その時の晴樹の正直な心の声である。
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