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隆志が晴樹の頭をグリグリした。
「なぁんでお前の頭は、英語が入らないんだろうな。頭ん中の引き出し増やせ。」
「痛いっ！だからAO入試で入ったんすよっ！真面目にセンター入試受けてたら無理だもん、俺。」
運よく自己推薦型のAO入試を実施している大学だったので、晴樹は何とか入ることができたのだ。
「だからー･･･一昨年の英語の授業のノートがあったら貸してほしいっす。」
「あ、私持ってる。」
すぐに真美が反応した。
「ついでに、難しいところ教えてあげるね。」
「わあ、サンキューっす！真美ちゃん先輩が大天使に見える！」
晴樹は、両手を組んで崇めた。
これで英語の単位はなんとかなりそうだ。
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