動き出す運命

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「あ~っ!!やっと着いたわ、遠いっちゅーねんホンマ」 俺は今ある山の山頂付近に来ている。 歩きで来た為にかなり疲れていたので愚痴ってた訳だが周りに人が居る訳でも無く完全なる独り言である。 因みに俺は神代ユウ16歳、黒髪、黒目で175cm58kg、自分で言うのもアレだが中々のイケメンだ、しかしモテない!友人によると性格が残念らしい、陰で残念王子だの惜しいイケメンだの呼ばれるらしい。まっ自覚はあるがな。 後、関西人 だから関西弁だが、語りは標準語で行かせてもらう、めんどいから(笑) 何故こんな場所しかも夜中に来たかと言うと、俺はこれから異世界へと行かなけれならない。 理由は後々語るとするが此方に今日の0時に発動する次元転位魔法陣なる物がある…………らしいが、見当たらない? 「ホンマに此処でえーんか?間違ってたらシャレならんで」 時刻は23時59分、時計を見て焦りながら周りを見回すと微かな光りを見つけた。 「あれか!」 急いで光の所まで行き魔法陣を確認して中心に立つと光が強くなり視界が真っ白になったかと思うと次の瞬間には草原の中に居た。
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