序 章 自分の正体

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「まずあたしが王女ってどういうこと?」 「そのままの意味です。王女様は百合王国の王様の娘なんです。記憶がないみたいですけど、百合王国に行けば思い出すと思いますよ」 「え……、でも今までここで暮らしてきたのに……。百合王国にはどうすればいけるの?」 「百合魔術で簡単に行けますよ。王女様は何故か日本に来てしまっだけです。詳しい説明は後で。行きますよ、真裕さん」 「ああ」 「ちょっ!?」 反論する間もなく、真裕が呪文のようなものを唱え始めた。 いきなり王女だと言われても、意味が分からない。 呪文を唱え終えた時、3人の姿が消えた。
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