415人が本棚に入れています
本棚に追加
「さっきの……」
そう、俺がぶつかったのはさっき俺が助けた少女だった。
彼女は俺の手を掴み立ち上がる。
「えっと……あなたも自分のを捜して?」
「まぁね。…あっ、俺の名前は神夜刃って言うんだよろしく」
「えっと私は紫之宮真紀って言います。こちらこそよろしくお願いします」
紫之宮さんと自己紹介を済ませたときさきに行って探していたコウが俺を呼んだ。
「おーい、刃ー。俺とお前のあったぞ~」
「ちょっと待ってろ。…紫之宮さんさきにお前のが見つかったから行くね」
「あっ、神夜くん。私もその掲示板を見に行ってもいいですか?もしかしたら同じクラスかもしれないから」
「俺はいいよ」
俺は紫之宮さんとはぐれないようにコウがいるところまで手を握って行った。
そのとき紫之宮さんが頬を少し赤らめながら嬉しそうに握り返してきたのはなぜだろうか?
「おう、刃こっちこっち。…ってその子は……」
「ああ、紫之宮さんって言うんだ」
「よろしくお願いします」
「よろしく、俺は寺坂光夜だ」
コウと紫之宮さんも挨拶を済ませたところで俺はコウに訊いた。
最初のコメントを投稿しよう!