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そこで俺が悩んでいると不良の1人が彼女の腕を掴んだ。彼女はそれに抵抗しようとする。
「は、放してっ!…っ誰か…誰か助けて!」
そんな彼女の言葉を聞きとある記憶が頭に浮かぶ。
『困ってる人がいたら助けてあげてね。約束』
……はぁ、そうだったな。俺はあの約束の為に強くなろうと思ったんだったな。
俺が思いでに更けていると不良の1人が女の子を無理矢理連れていこうとしていた。
……しかたがねぇ。
「ははははっ。無駄無駄。そんなに叫んでも助けるやつなんていねぇよ。こっちは十数人いるんだ。もし、そんなやつがいたらそいつはバカだ!」
「そうかい。それじぁ、俺はバカだな」
俺は女の子を掴んでいた男を殴ってやった。
おー、飛んだ飛んだ。精々10mってところか?
もちろんリミッターはしてるよ?してなかったらこんなやつら瞬殺だから。
「リーダーー!!」
「さ、今のうちに逃げて」
「あ、ありがとうございます」
女の子は不良たちがリーダーの所に行っている間に学校に入っていった。
つーかあの子も俺と同じ高校だったんだな。それにしても彼女、茶髪で髪が長くて可愛かったなぁ。
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