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コウも少し黙ってりゃイケメンだからモテるのによ。それに頭もスポーツもできるからな。
「しっかし、お前もなかなかやるなぁ」
「ん?なんのことだよ」
「とぼけるなよ。さっきの娘との事だよ。ありゃ、芸能人レベルいや、それ以上の可愛さだったな。お前はどう思った?」
「確かに可愛かったな」
「はぁ、それだけかよ。だからお前はモテないんだよ。それにお前、その前髪さえなければ絶対モテるのにな」
「いや、俺は前髪は切らないぞ。アイツから逃れるために。それよか早くクラスのやつ見に行こうぜ」
「そうだな、俺も気になるし行くか」
そして俺とコウはクラス分けしてあるやつを見にその場を離れた。
そうだ、ここで俺たちが通うことになったこの学校を説明しよう。
学校名は白嵐学園(ハクランガクエン)って言って全国トップクラスの進学校&お金持ち校で東京ドーム10個分の大きさがあるらしい。
ま、俺は特待生だったからここに入るのは楽チンだったよ。
「おっ、刃。見えてきたぞ」
コウが指差す方向を見るとそこにはいくつもの掲示板がありそれに多くの新入生が群がっていた。
「おいおい、人多すぎだろ。どうするコウ、あのいくつものある掲示板のなかから俺たちの名前探すの骨が折れるぞ」
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