今日

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「え!?」 彼女は驚いた顔をする。 「はい、これ。」 僕はそんな彼女に一つの小さな箱を渡した。 中身は勿論…… 「指輪…?」 彼女は驚きを隠せないでいた。 でもすぐに顔を歪まし、涙を零す。 そんな彼女を俺は優しく抱き寄せた。 愛おしくて仕方がない。 どんなに辛いことがあっても支え合い、笑い合い、そうして生きてきた。 君とならずっと生きていける気がした。 「忘れるわけないだろ? これからも……ずっと一緒に居よう?」 これからは一緒にこの長い道のりを歩いていこう。 君と共に…。
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