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「あーあ、やっちまった…。」
また怪我してしまった。
足からは真っ赤な血が流れている。
こけるなんて俺ダサすぎ。
保健室行くか。
あんまり好きではないんだけど…。
俺は片足で歩き始める。
すると
「待ちなさい。」
凛とした声が耳に入る。
「え?」
俺は思わず声を漏らしてしまった。
目の前には黒の長い髪をし、眼鏡をかけた少女。
というより美少女。
彼女は確か…俺と同じクラスで保健委員の子…。
「そこのベンチに座りなさい。」
彼女はそう言い、後ろのベンチを指差す。
「あっ、はい。」
俺は彼女の言うとおりにベンチに座った。
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