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｢本当だよ。｣
｢いや、昔テレビで見たことを言っただけだよ。｣
｢それを覚えてることが凄いよ。｣
その時だった。
―――――ゴゴゴゴゴゴ！
突然地震のような激しい揺れが４人を襲った。
洋介達はバランスを失い、その場に倒れる。
｢なんなんだ？｣
揺れはおさまることはなく更に強くなる。
そして轟音を響かせながら視界を揺らす。
｢あれを見ろ！｣
洋介が指差した方向には黒い何かが蠢いていた。
先程のメタルスコーピオンの大群だ。
辺り一面に広がる姿はまさに黒い波。
ジョンが引き返したのもよく分かる。
これは想像以上。
レベルが高いからってあんな奴らを一度に相手に出来るわけがない。
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