- 鉄の砂漠 -

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「よく勇気を振り絞ったね。」 背後からは男性の声がした。 振り向くとそこには男女の集団がいた。 「いつの間に……」 湊も驚いているようだった。 「サリエル……………。」 「名前覚えてくれてたんだね。嬉しいよ。」 黒いローブ姿が特徴のサリエルがそこにいた。 「まずはあれを片付けようか。」 サリエルは遠くを見つめる。 「リーダー…………私が……やる。」 横にいた灰色の髪の少女が冷たい声で言った。 前とは違い、今は肩、胸部、腰を守る為の軽そうな青い鎧を着ている。 「じゃあ、お願いしようかな。」 サリエルがそう言うと少女はコクリと頷き、RIPから武器を取り出した。
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