- 鉄の砂漠 -

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少女の一歩先にいるメタルスコーピオンの大群は全て、一瞬にして凍り漬けにされたのだ。 少女はくるりと向きを変えて歩いてきた。 今はっきりと分かった。 何故仲間から圧倒的信頼を得ているのかを。 この少女は桁違いに強い。 「ご苦労様。」 サリエルがそう言うと少女は彼に抱き付く。 「リーダー………私…………役に立った…?」 「勿論!」 サリエルは少女の頭を撫でてた。 少女は先程の冷たい感じはなく、とても嬉しそうな笑顔だった。 「助けてくれてありがとうございます。」 横にいた湊が代表してお礼を言った。 「いいよいいよ。気にしないで。それにしてもよく会うよね~。」
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