疑念

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俺は期待していた.... 帝さんが帰らないで 俺を優しく抱き締めてくれる 申し訳なさそうに謝ってくれることを そうしてくれてたら 許していたかもしれない。 俺は 遊ばれていたことに 傷ついて 泣いていた。 俺、そんなに帝さんのこと 好きだったんだ.... すっごい女々しいよね... 俺は自嘲気味に笑う。 部屋には涙をすする音が 響いていた。
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