事実

6/9
前へ
/139ページ
次へ
「あ、.....おーはよ。みぃちゃん♪」 ........起きてしまった..... 「あ、腰いたくない?酔っぱらってたから加減しなかったかも...」 「あ、いや、大丈......」 なに普通に返そうとしてんだ、俺は! ちがうだろ、聞かなきゃいけないことあるだろ! 「あの...さ、俺たち...」 楓がどこか悲しげに眉を下げた。嫌な予感しかしない。 「覚えてないの?みぃちゃん..... ひどい!あんなに気持ち良さそうに鳴いてたのに!」 わぁー!っと枕に顔を押し付けて楓が声をあげる。 き、傷付けてしまった... 「あ、ご、ごめ......じゃねーよ!なに勝手にやってんだよ!俺がいつOKした!!」 思わず謝りそうになって我に返る。完全にあいつのペースに飲まれている。冷静になれ、おれ。
/139ページ

最初のコメントを投稿しよう!

521人が本棚に入れています
本棚に追加