事実

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「えー、だって居酒屋で寝ちゃったから、おぶってつれてきてあげたんだよー?お礼にいただきましたぁー!ごちそうさま!これでまたより戻せるね!」 楓はふて腐れたように頬を膨らませたあと、開き直ったように明るく笑った。 記憶がねぇと思ったら そんなとこで寝てたのか。 というかこいつはなに開き直ってんだ、ばかか。 俺は思い思いにしかめっ面をして楓を睨み付ける。 「誰がより戻すか。てめーのそーゆーとこが嫌いなんだよ!」
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