欲情

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ー1日目ー 今日から付き合うことになってしまった。 はぁー、なんで 申し出を断らなかったんだろう... こんなバカなことしてないで ちゃんと断ればよかったのに... つくづく 自分に甘いと感じるよ。 俺はそう思いながら隣を歩く帝さんを見上げた。どことなく嬉しそうだ。 付き合ってるからといって 家まで送ってくれるらしい。 俺、男なのになー..... 駐車場について 帝さんの車に乗る。 銀色の外装はどことなく上品でスマートだった。 車内は帝さんのにおいがした。 香水...かな... 俺はこの匂いが好きだった。
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