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「刀!?いや、ちょっとどういう!?」
「死ね」と黒崎と言う男性は刀を振り下ろした。
(死ぬ!変な奴に刀で斬られて、しかも自宅の前で!)
目を瞑り、身を庇うと身体が一瞬軽くなった。目を開けると俺は黒崎とは離れた位置に立っていた。
「え?……え!?何これ、一体何が起こって……」
「それがお前の固有スキルか、なるほど瞬間移動か。厄介だな、なら!」と黒崎は刀を鞘に収めた。
「避けられるものなら、避けてみろ!」
抜刀した瞬間、黒い衝撃破が俺を襲う。俺は再び目を瞑った。
「……瞬間移動スキルか、相性最悪という訳か」
黒崎の言葉が小さく聞こえる。目を開けると黒崎とは更に離れていた。
「なんなんだ、この力……。なにがどうなって……」
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