序章:拾う神あれば拾う神を拾う者あり

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 話がズレちゃったけど僕はどうやったらぼっちを卒業出来るのだろうか。という話だ。 恐らく普通の人は「適当にフレンドリーな人に話しかけたらいいだろjk」みたいな愚か極まりない事を考えるだろう。 それを考えた人物は安直な実に愚かである救いようがない愚者だと言えるだろう。  ……僕は話しかけるのが恥ずかしいのである。 それに僕のクラスのフレンドリーな人は何故か赤髪だったり金髪だったりと……まぁなんか異常な個性の持ち主であり、話しかけずらい。 というかクラスの七割は黒髪じゃない。 しかも皆地毛というのが驚きだ。  入学式の日はびっくりしたね「あっ……不良ばっかりじゃないか。学校間違えたみたいだよ、僕……」ってなったね。 家も借りちゃってたから転校も出来ないし本当に泣きそうだったね。 まぁ直ぐに不良じゃないと分かって安心したけど。  というか現代の日本に置いて赤髪とか緑髪とかの色素異常の人物が一つの学校に大量に集まるってどういう事だよ、何のファンタジーだよ。  まぁそんな訳で黒髪以外の人は何となく話しかけにくいから、フレンドリーな人と仲良くなるのは難しいんだ。 いや、わがまま言わずに話しかけてもいいのだけど……例えば一緒に帰ったりしたら不良とかに絡まれそうで怖い。 …………というか物語の始まりがひたすら僕の一人語りみたいな感じで大丈夫なのか?
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