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帰り道。
「コンビニ…潰れちゃうんだって。」
「そうか…。」
「奈緒…泣いてた。
あのコンビニでのバイトは凄く楽しかったのに…って。
なんか可哀想だよ。」
「…。」
「ねぇ竜之介。
私にとってもここでの仕事は楽しかった。
お願い。
犯人を捕まえて。」
「華夜。」
「えっ…?」
「正直迷ってるんだ。
犯人は分かってるんだけどさ。」
「竜之介…。」
「分かってる。
こうして迷っちゃいけない事ぐらい。
ただ今回の犯人は今までとは違う。
だから俺がこうして暴く事が…犯人の為になると信じたいんだ。
」
「竜之介…。」
「華夜。
俺がどんな推理をしても、最後まで聞いてほしい。」
「うん。
分かった。
私…竜之介を信じる。」
「ありがとな。」
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