幽霊ロッカーfile3

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竜之介の部屋にて。 「ふぅ…。」 ベットに倒れ、溜め息。 「気になるのは全員のアリバイと店長の死因か。 この二つを切り離して考えちゃいけない気がするんだよな…。」 様々な事が頭の中で右往左往して、考えがまとまらない。 自分の中に迷いがあるのも分かる。 正直もしかしたら悪くもない人間を追い詰めるのは気が引ける。 こうして暴く事が、本当に犯人の為になるかどうかもよく分からなくなって来る。 「駄目だ駄目だ…。 何迷ってるんだ…。 やるしかないじゃないか。」 無理矢理自分に言い聞かせる。 「せめてその場を離れて…。 …そんな時限装置みたいな物出来るわけが…。 大体凶器も持っていなかった犯人が咄嗟にそんなトリックを思い付いたなんて考えられないよな…。 ん…? でも考え方を変えれば…。 そう言う事か!」 慌てて携帯を取り出し、華夜に電話をかける。 「もしもし。 どうしたの?」 「華夜! 皆をコンビニに集めてくれ! ピースは全てハマった!」 「えっ…!? うん!」
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