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「よし、全員集まったな。俺が寮長の島霧(しまぎり)だ。よろしくな」
にっと笑った島霧の表情はそれはそれはカッコ良かった。
「きゃ~!あれが噂の!」
「私もうだめ~」
「付き合って~!」
様々な黄色い声が聞こえてるが、男女関係なく見とれるほどの素晴らしい顔立ちをしている。
「お前たち、この寮に入るからにはしっかりとルールを守ってもらう。ルールを守れない奴は出て行って野宿でも何でもしてもらうからな。ではルールの方に移るからな。ルールはただ1つ。恋をしろ」
「「「「「?」」」」」
その場にいた全員が?マークを頭に浮かべる。
恋をする?いったい何の意味が…
「まぁ、説明が足りなかったな。この寮は男女共有なんだ。恋の1つでもしてこそ青春だろう?飯は自分たちで作れよ。自炊は当たり前だ。部屋は男女共同。部屋の扉に班分けした紙を貼っているから確認するように。風呂は…まぁ一応わけてあるが…」
島霧の目がギラッと光る。
「喜べ男共!!ちゃんと混浴もありだ!!」
「「「「っしゃぁぁぁぁぁ!!」」」」
「「「「えええぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」」
男子は喜びを。女子は驚きの声を発していた。
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