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マイΧマスター
◎
「お~い。清盛起きろ―。朝だぞ―」
「ん?………ふぁぁ」
伸びをして起き上が、
ゴンッ!と脳内に響く音。「いっ!?」「つあぁ…」と男2人で頭をさする光景はお世辞にも男女の頭ごっつんこ並みに微笑ましいとは完全に言えない。
「い、いきなり起きんなや清盛!。こんの石頭がっ!」
両手で頭をさすりながら山虎はぶつくさと文句を垂れている。そんな俺たちを見て、
「何朝から馬鹿やってるのよアンタらは」
「ふわわ~。頭痛そうですぅ~」
爛童は少しきつめの口調で、杉並は相変わらずののほほんとした口調でそれぞれ対応してくれる。
「あれ?みんな早いな」
?を浮かべながら少し痛む頭で記憶を整理する。
「アンタほんとに忘れたの?2週間後には新入生の歓迎会って銘打った模擬戦が行われるのよ?だからその練習をしようってことになったでしょ!」
両手を腰に当てて説明する姿はお姉さんみたいで少し可愛かった。
「そう言えばそうだったな。じゃ早速着替えるか」
上着に手をかけ脱ごうとしたとき、
「ち、ちょっとアンタ何いきなり脱ぎ出してんのよ!!ま、ま、風!早く外に、外にいかなきゃ!」
「え~?何で?わたし気にしないよ~?」
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