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だが、試しにと戦学の生徒が開発部隊として数名選ばれ、他の大人たちと一緒に未開発地区へ遠征に行った。1ヶ月後戻ってきたのは戦学の生徒だけで他の人は戻ってこなかったらしい…。この結果に世界政府は戦学が何をやっているのか、人体実験が行われているんじゃないかと調べるも何も出てこず、諦め逆に資金援助や世界各国から優秀な子供たちを入学させるなんてことを行う始末だった。
俺の父さんの旧友である式崎文(しきざき ふみ)は理事長で、学園の生徒総数を多くし、質の良い生徒を育成する方針をとっているらしい。来るべき戦いに備えてだと。
「そういう清兄はどうなのさ―。何か考えてるの?」
「ああ?俺か?そうだな―。家族以外の人たちとはあまり関わり合いたくないしな―。どうしよ…」
ほんとにやることねぇな。これはヤバいな。将来はニート、いやせめてフリーターか?
「迷ってるならさ。一緒になろうよ!」
いきなり手を握ってくる定盛。
「俺が?」
「そう、清兄が!んでわたしと組もうよ。今じゃ探検家同士タッグもおかしくないしね♪」
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