初日!

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確かに未開発地区は危険な場所も多数ある。 2人や3人、時には軍で動いたりと様々な様式で入ることも最近ではめずらしくない。 「俺は…そうだな。他にもやりたいことは無いし…。うん、2人でならいいかもな。あまり他人とは組みづらいけどな」 「やっぱ、まだ不安なの?」 「まぁな、今までのことは忘れられないな。いろんな目に遭ってきたし…」 人間不信…言うほど全く信じられない、なんてことはない。人と沢山話もしたいし遊びたいって気持ちはある。あるんだが… 「だがなぁ…。はぁ、この春から変われるならいいんだけど…」 「きっと変われるよ!きっとね…。さ、はやくいこ!」 タッタッタッと軽快に走り出す定盛。 ずっと迷ってたけど、大丈夫だよな…。うん、きっとうまくやっていけるはずだ! そう自分に言い聞かせて、清盛も後に続いた。        ◎ 「―え~であるからして。新入生諸君らの頑張りが、これからの学園生活をより良くするものです。是非頑張って下さい」 「以上安藤校長先生からの祝辞でした」 戦学の入学式も終盤、新入生の張り詰めた空気も初めよりはだいぶ薄れた気がする。「続いて、式崎理事長より祝辞をいただきます」
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