第2章

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ろくろ首 11 「私、明日から発掘をやめて先生の助手として働こうかしら?ねえ。いいでしょう」 冗談じゃないぜ。 もうすぐ悪ガキ共を招待して、死ぬほど恐い目に会わせる計画なんだぜ。 それなのにおれのそばにべったりひっつかれたら、計画が台無しになるじゃないか。 「ヒロミ君、君を家まで送って上げよう」 おれは強行手段に出た。 ヒロミはしぶしぶおれに従った。 ヒロミは大学の近くのマンションに住んでいた。 おれはヒロミを送り届けたあと、亀代の携帯に電話をかけた。 携帯はおれがプレゼントしていた。 「亀代、いよいよ実行だぜ。お前の仇は必ずとってやるからな」 「本当?うれしい!」 さあ、悪ガキ共やって来い!
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