澄んだ空を見上げたら

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先ほどまで口を一つも聞かなかった兵士の内の一人_恐らく今居る兵士達の中で一番偉い_がこちらに顔を向けずに言った。 周りはヒソヒソと何かを言っている。 (特殊部隊かよ~。あの変わり者の集まりの?……だって) 会話を聞き取ったカテリシカが内容を教えてきた。 「何でもいい。どれでも関係ないだろう」 カテリシカは何がおかしいのかケラケラと笑う。 「――――――だ。わかったな?」 兵士が何かを説明しているのを俺はすっかり聞きそびれていた。 「……わかった」 わからなかったが取りあえずそう返事をしておく。
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