序章

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「敵襲!敵襲!」 城の兵士が大声で叫ぶ。 門から、壁の上から、黒い布を纏った者たちが入ってくる。 兵士は次々に倒され、城外は騒がしくなった。 盗賊が持っている刀は短く、刃がない。 城外が騒がしくなったところで、別の者たちが城の中に入り財宝を盗み出す。 数百個とある金銀財宝は1/3を残して全て盗まれた。 そしてもうひとつ。 城の中に隠された宝。城の最上階、隔離された一つの小さな部屋。 そこに彼はいた。
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