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伝説
とある平和な村に、
突如凶悪な魔物が現れた!
その強さに警察や自警団も相手にならない!
「がっはっは!女子供も皆殺しだ~!!」
「ぎゃ~!もう村は終わりだ~!
誰か助けてくれえぇぇえ!」
諦めかけたその時!
颯爽とヒーローが現れた!
「魔物め!平和な村を襲うとは許せん!」
「なんだお前は!?」
「正義の味方だ!私の技を食らえ!」
「ぎゃ~!痛ええぇぇえ!!」
英雄によって魔物は倒され、
村に平和が訪れた!
彼の活躍を讃え早速祝賀会が開かれた!
「ヒーロー様素敵!」
「ヒーロー様有難う!」
「僕もヒーローになりたい!」
「そうか!そうか!しかし明日は早いから、
私は山のテントに戻るよ。」
しかしヒーローは何故か、
出された酒や食べ物を持ち帰ったのだ。
「夜食のつもりかな?
もっと差し入れしよっと♪」
子供は差し入れを持って、
ヒーローの後を密かについていった。
しかし!ヒーローのテントでとんでもない物を見てしまった!
「魔物くん!いつにも増して良い襲いっぷりだったね!」
「ヒーローさんも、
本当に容赦ないんだから~!
参っちゃうよ。」
「まぁまぁ、
愚民どもが差し出した酒と食べ物やるから許してくれよ。」
「えぇぇええぇぇえ!?
ヒーローと魔物は仲間だったの!?」
「ギクッ!やらせとバレてしまった!」
「このインチキ!皆に事実を言ってやる~!!」
「まぁまぁ君、
さっきはヒーローになりたいと言ってたよね?
我々と一緒に皆に崇められたくないか?」
━別の平和な村。
「ガッハッハ!こんな村なぞ破壊し尽くしてくれるわ~!」
「ぎゃ~!誰か助けて~!」
「まてい!魔物め平和な村を襲うとは許せん!」
「なんだお前は!?」
「正義の味方だ!」
「そして正義の味方2号だ!」
こうして英雄伝説は続いていくのだ…
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