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居酒屋とカラオケの掛け持ちをし出した頃、毎日が仕事、仕事、仕事…
寝る時間も無くて、心に余裕が無くなった
そんな時支えてくれたのは彼じゃなくてマスターだった
「お前、普段は馬鹿な事ばっかり言いようけど本当は何かに逃げよんやないか?無理して喋らんで良いけん」
家を出たかった
ただ、一人で生活する勇気や経済的な問題、不安だらけだった
マスターが背中を押してくれた
初めて、マスターの前で泣いた
「普段明るくしよるけどお前は色々抱えとるんやな…」
急激にマスターとの距離は縮まった
そして、青春時代を過ごした彼とあたしは別れました
マスターの包容力、大人な男性
若いあたしには、マスターが格好よく見えた
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