序章

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なんか… 息苦しい。 なんでだろう… ?「広(ひろ)ーーーさっさと起きなさい!!」 ドアの向こうから 誰かの声が聞こえる。 … 広「…うるっさいなぁー わかってるよ!!」 ドタドタドタドタドタドタ ガチャッ。 突然、部屋のドアが開いた。 入って来たのは 私(広)の母だった。 驚いた。 いつもはちゃんと ノックをして、 入るよーと言うのに 今日は違う。 何故か、慌てている。 母「大丈夫?」 母が眉をハの字にして広に問う。 広「ん? …何が?」 大丈夫?の意味がわからず、口をぽかんとしてしまう。 母「え? いや、うなされてたから…。」 広「…うなされてた?」 なんで? だから息苦しかったの? 全く覚えてない。 …確かに冬だというのに 額にはたくさんの汗をかいている。
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