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明日は、高校の入学式で俺は明日の準備と家の掃除をしていた。そんな時に、ケータイがなった。
「もし―『もすもすひでもす~皆のアイドル―』
「ピッ」
何かこれ以上聞いてはいけないなと思い話している途中だったが、電話をきってやった。
そしたら、またケータイがなった。
『なんで、きっちゃうのさ。もしかして、姉さんのこと嫌いになっちゃたの~』
「それはないが、今のは続きを聞いてはいけないなと思ったんだよ…」
ありのままの感想を述べた。あれ以上聞いていたらアウトだよな。絶対に
「それよりも、なんだよこんな夜にさ。なんか用事があって電話をしてきたんだろ」
『そうだった。なんか荷物とか届いていない?大きな段ボール箱とかさ』
俺は、いつになく真剣な声の姉さんだったので、とても大切な『もの』だと思った。
「そんなに大切な『もの』なのか?珍しく―」
『ピンポー』
誰かが来たみたいだったので、ケータイを片手に玄関まで行った。そして、玄関の扉を開けた。
「はーい、どちら様で―」
そこにいたのは、一人の女の子だった。
その時、ケータイから姉さんが言った。
『そうそう、女の子が来ると思うだけど、ちゃんと家に入
れて上げてね♪一緒に住むことになるから♪』
「ハイ?」
俺は一瞬、姉さんが何を言っているのか分からなかった。正直、姉さんが壊れたんじゃないかと思った。
俺は、目の前にいる女の子を見た。女の子は、どうしたのと言わんばかりに首をかしげた。
「もしかして、その女の子って、身長は俺より少し小さくて、髪の色は黒で、和服が似合いそうな感じの女の子ですか?」
さっきまで、タメ口だった俺は丁寧にきいていた。
『そうそう、そんな感じの子だよ。もしかして、家の扉を開けたらいましたっていうの♪』
「そのまさかだよ」
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