姉さんの贈り物

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俺は短く答え、また後でかけ直すと言って電話をきった。 「えーと、まあ上がってよ…」 俺は、彼女を家に上げることにした。 「うん」 と短く答え、俺がリビングに向かうあとについてきた。俺は、イスにすわるように言うと、首を縦にふりイスにすわった。 俺はつくえを挟んで、向かいのイスにすわると彼女にたずねた。 「えーと、まずは名前はなんて言うのか、教えてくれないか?」 彼女は、首を縦にふり話し初めた。 「私の名前は、雪園 美華です。15歳です。よろしくお願いします」 紙に名前を書いて見せてくれた。 それを見て、見た目にあったいい名前だなぁと思った。 そう思いながら次の質問をを考えていると向こうから話しかけてきた。 「あの~あなたの名前はなんて言う名前なんですか?」 「あぁ、そうだったね。俺の名前は、天月 翔吾て言うんだ」 俺も彼女みたいに紙に書いた。彼女はその紙をまじまじと見ていた。 「名前変なだったか?雪ぞ―「美華って呼んでください!翔吾さん!」 彼女が今なんて言っているのか理解することに時間がかかった。 だって普通に考えて可笑しいでしょう。いきなり、下の名前で呼んでっていう意味で言われているんだから。 「えーと、普通さ…もう少し仲良くなってから―「呼んでくれないなら翔吾さんのこと無視します!」 うわぁ、何かひどいことになってる~俺、呼んだ方がいいみたいになっているし… 「うん、わかったよ。えーと、美華」 彼女は微笑んだ。とても可愛くて、綺麗な花のように… 「つ疲れたでしょう。先に、お風呂入って来てよ。その間にご飯の準備をするから」 正直、まだいろいろ聞きたいことが、あったが自分の顔が赤くなっているのをごまかすためにそう言った。 「うん、わかった。先、お風呂に入るね。」
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