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「――へえ、なかなか珍しい光だね……」
――!?
……って、この金髪金眼金服の全身ゴールドなお坊ちゃまは……
「誰だ?」
「いきなり失礼だね……いや、その反応が正しいか。失礼なのは私だね」
「分かってるなら言うなよ。誰だよお前?何で俺はこうなってる?」
「何で――か。そうだね、キミにはまず、キミの最期を見せないとね」
「は?」
俺が分からない反応(ただの光なので分からない)をすると、金坊(仮名)がパチンと右手の指を鳴らした。
普通に鳴らせ。ウインクいらねぇ。キモい。
とかなんとか毒づいていたら、目の前(光なので分か(ry)に特大テレビとスキャナーが現れ……ん?
「いや、スキャナーいらないだろ。普通に映像流せよ」
「本当に強気だね……これでいいんだよ。テレビは機能しないから」
「使えるモノ出せよ。お前はド○えもん以下か」
「自宅で放置してたらタイタンがストレス発散にサンドバッグにしてたんだよ……再生はしたけど、電源がどこにもないという」ドヤッ
「馬鹿だろ……――え?タイタン?」
タイタンって、え?神話の?テレビでストレス発散するの?タイタンって。
「うん、タイタン」
「え?」
「聞こえなかった?タイタンだよ?あと、他にもイフリートやオーディンもいるよ?」
「は?え?いや待て……初めに訊いたと思うけど……お前、何だ?」
訝しい表情で(光なので(ry)訊くと、金坊(仮名)はニコッと微笑み、信じられない言葉を口にした。
「私?私の名前はデウス。世界を支配する神々の1人なんだよ?これ、常識!」
すまん、初耳だ(光(ry)
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