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一進一退の攻防。
どの位の時がたっただろうか。
既に二人の体力は限界に近づいていた。
「はぁ…はぁ…中々やるな」
そう言った少女Aの手にはおそらくはえたたきを防いだのだろういくつもの打撃痕があり、足元には無数のシャー芯の残骸が散らばっていた。
「お前こそ…」
少女Bは肩で息をしながらそう言った。所々にシャーペンによるものであろう引っ掻き傷があり、血が出ているものもある。はえたたきは激しい攻防により光沢を失っていた。
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