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自分でも何言ってるのかよくわからなかった。ただ、かなり高飛車な態度をとってしまったのはわかる。王子様はクスクス笑っていた。
「面白い。お姫様、俺は咲夜だ」
王子様はわざと恭しく跪き、あたしの手の甲に囗付けた。ギャーと周りから悲鳴が上がる。
「あたしは恋華よ。軽々しくさわらないでッ」
あたしは王子様の手をピシッとはね除けてしまった。あたしの大バカ!!あまのじゃく!!もう大パニックだ。
「よろしくな。恋華姫」
王子様はニヤリと笑った。
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