夢の王子様!?

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 けれど、あたしは違った。今も小さな頃のように、あたしだけの王子様を待ち続けている…。 「ハ~。どこにいるんだろう。あたしの王子様」  あたしはため息をつきながら部屋の窓の外を眺めた。 「お嬢様、ボーッとしていないでお急ぎ下さい」 「ハイハイ、爺やったらそんなに急かさなくても今、出るわよ」
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