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-ピンポーン-
眠りかけた時、チャイムがなった。
仕方なく玄関へ向かう。
-ガチャ-
「………っ!?」
「ゆう、なんで電話出ないの?」
今一番会いたくない人物だった。
吐き気がする。
「…は、ると…っ」
「どうしたの?具合悪い?」
スッ
春斗が俺に触れようとした。
-嫌だ、俺以外の奴を触ったそんな手で触ってほしくない-
バチンッ
「!」
「あ…っ、」
「……ゆう、何?なんで手払うの?なんでそんな怯えた顔するの?」
「あ、…はると…、あ…あの…っ、」
ものすごい吐き気。
口を押さえるが駄目だ吐きそう。
トイレにかけこもうとした。
ぐっ
「ゆう!どこ行くの!!」
「!?」
春斗に腕を捕まれる。
「…なにこれ、リスカ?」
「う、あ…っ」
春斗にばれた。
春斗に触られた。
吐き気でまともな声も出せない。
春斗の手を振り払いトイレに走った。
「あ、ゆう!!」
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