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それは突然だった。
コンビニへ行く途中偶然見てしまったんだ。
春斗が背の高い男と歩いているところを。
『…また浮気か。』
もう何回も見てきたとはいえ、慣れなんてものはない。
ズキンと胸が痛む。
また泣いてしまいそうだ。
昨日も散々泣いたのに。
俺、男のくせに格好悪い…。
これ以上はもう見ていられない。
そう思い来た道を戻ろうとした。
その時、
「何回めだよ!!!もうお前とは終わりだ!」
春斗と一緒にいた男が怒鳴った。
心臓の音が早くなる。
…あれ?
浮気だよね?遊びだよね?
嫌な予感が頭を過る。
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