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「正純は小等部のバイトで、午後から酒井学長を三河に送りに行くから自由登校のはず。トーリは知らないわ」
「んー、じゃあトーリについて知ってる人いる?」
その問いに答えたのは向井鈴の隣にいた松平康忠であった
「総長、昨日何か今日の朝にどっか列ぶとか何とか言っていたが…」
「じゃ、トーリは遅刻かな?
まあ、キミらはもう三年、学生最後の年だけどその意味とこれからしたいこと…ちゃんとわかってる?」
そう告げた女教師はわずかに身を低くした。そして彼女は今の動きに瞬間的な反応をした者達を見ると
「いいね、戦闘系技能を持ってるなら今ので来ないとね。さあちょっと死んだ気で付いてきなさい」
「事務所までに攻撃を当てることができたら出席点を五点プラス。意味わかる?朝の一限を五回サボれるの」
すると点蔵がウルキガとともに
「先生、攻撃を通すでなく当てるでいいので御座るな?」
「戦闘系は細かいわね。それでいいわよ?手段も構わないわ」
その言葉にウルキガと点蔵が
「では何処か触ったり揉んだりしたら減点されることあり申すか?またボーナスポイントが出るようなとことか?」
「拙僧も妄想力使用していいか?」
「あはは、授業始まる前に死にたいのはお前ら二人か」
こんなやり取りを見て康忠は「こいつらバカだろ」と思った
するとオリオトライは自分自身を寝かすように背後へ跳躍した
「お、追え!」
その声を気に生徒達はオリオトライを追うために走り出した
「鈴、ペルソナ君に乗っけてもらって。ペルソナ君いいか?」
その問いに平行して走っていた二人が頷き、鈴がペルソナ君に乗ったのを確認した康忠は速度を上げ駆けていった
右舷中央通り通称後悔通りとも呼ばれる通りを康忠は走っていた
そこの
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