第一章

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由紀は、泣いて叫んでいる。 知らない国の兵士達は、由紀の周りに発砲してくる、わざと当たらない様に撃って来ている。 由紀は声に鳴らない悲鳴を上げていた。 恐怖に、満ちている。 逃げようとしたが、自衛隊の人につまづき倒れた。 敵兵は、近づいてくる。 逃げようにも足が震えて逃げれない、不意に手に触れる物がある。 それは、アサルトライフルのM4だった。 由紀は、それを手に取り様になった格好で構えた。 発砲するが、当たらない。 理由は簡単だった、人を殺すのを躊躇したことと、反動があることによって。 発砲されたことにより兵士も発砲した。
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