一 ヒーロー

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大きな返事に納得したのか、満足気な顔をしているお姉さん。 「それじゃあ、みんないい子にして待っててね♪」 ヾ(=^▽^=)ノ 女性がそういって舞台端に移動した時 「ちょっと待ったー」 (_´Д`)ノ~~ 野太い声が会場に流れ、男の影が現れた。 その男はいきなり走りだした。 進行係の女性を捕まえて後ろに手を持ってこさせて縄で結び、背中を蹴ってその場に横たわらせる。 とっさの事に会場にどよめきがあがる。 「はっはっはー、私の名前は暗黒ヒーロー、ブライトマン。この星の全てのマラソンの給水所の水をカステラに変えてやるわ!」 大きなステージの上に子分と思われる何人かの奇妙な格好の人達を引きつれて、それ以上に奇妙な格好の男が現れた。 その瞬間、会場の子供達が怖がりの色をみせはじめる。 そんな状況を知ってか知らずか、 「そーだ、そーだ!」 KYな子分達は声を合わせて男に同意の意志を見せた。
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