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昼休み、友達の千春とお弁当を食べていると
「あ、アホ子っ。今日のお礼にコレあげる。」
長沼がメロンパン片手に近づいて来た。
「……お礼なんていらん。アホ子、呼ぶな」
さっき心に決めたのに、ついつい言い返してしまった。
「えー…せっかくアホ子の為に買って来たのに…。
メロンパン、好きでしょ？」
メロンパンは好きだ。
確かに認める。
だが、しかし……。
「メロンパン、好きだけど、人を馬鹿にするヤツから貰う気は無い。
だから、私にかまうな。」
だいたい私はアホじゃない。
成績だって悪くないし、アホ呼ばわりされる謂われはない。
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