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「あれ?そうだっけ?」
あくまでもマイペースな長沼。
「とにかく、アホ言うな。じゃなきゃ何でもいい」
「んー…頑張る。だから、コレ貰って」
手に持ったメロンパンを私の頭に乗せて教室を出ていく長沼。
「あー、疲れたぁ」
結局、ヒートアップしちゃって、せっかくの決意も無駄になってしまった。
「本当、長沼くんって、真帆好きだよねー。」
「は?」
「知ってる?長沼くんって真帆以外の女子とはあんまり喋んないし、名前も覚えてないらしいよ。」
ニヤニヤしながら千春が言った。
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