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「じゃあ……はい。」
筆入れから、シャーペンと、予備に持っていた消しゴムを長沼に手渡した。
「消しゴムも、いいの?」
「うん、もう一個あるから」
「へー凄いねぇ。
じゃあ、一日借りてく。」
「ん。」
「で、『昨日のキ…』の続きは?」
長沼が居なくなってから、ニヤニヤした工藤くんが聞いて来る。
「さぁ?」
とぼけて再び読書へと戻る。
長沼の馬鹿。
一番めんどくさい相手に何て爆弾落として行くんだ。
「へぇー」
楽しそうな工藤くんは、この際 無視する。
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