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「マホ子、もう大丈夫なの?」 いきなり長沼に話かけられて、思い切りびくついてしまった。 「え…?あ、うん。大丈夫。」 「……まだ、調子悪そうだね。」 じーっと私を見て長沼が言った。 「え?何で?」 調子、悪いなんて嘘なんだから、そんなはずないのに。 「だって、メロンパン残してるし。」 長沼の目線の先には、購買で買って来たメロンパン。 「あー、パン買い過ぎて、食べきれなかっただけ。」 本当は、昨日、長沼に貰ったメロンパンを思い出して、食べる気にならなかった。 「……今日、家まで送るから」 「へ?何で?」 突然の申し出に驚いて聞き返す。 「メロンパン好きのマホ子が残す何て、やっぱり調子悪いんだよ。」
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