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『えぇ、私達が見た所。大翔さんの魔力は過去の人達と比べてもトップクラスの魔力の量です。』
皮肉なものだな…
死にかけて魔力が開花するなんて…
それは元々持っている力なのか…
それとも与えられた力なのか…
もっと早く魔力に目覚めていれば優梨を死なせなくてすんだのに…
『さて、大翔さん…』
「あぁ…なんだ?」
『ボッーとしていましたが大丈夫ですか?
まあ、1度に全部話しましたから考えてしまいましたね。』
「あぁ大丈夫だ。何にもない。」
『そうですか。
では、最後にこれを渡しますね。』
そしてヨハネは次元を歪ませた。
そこからバイク、ベルト、手袋、携帯電話が出てきた。
「これは…」
『これが貴方の力です。まあ後は彼に任せますね。』
と言いヨハネは次元の中へと去っていった。
「彼って誰だよ…」
と、俺が言った瞬間に声が聞こえた。
「ここからは私が説明します。」
「えっ!携帯が喋った!…」
なんと携帯電話に手足がはえてきて話し始めた。
「初めまして、私の名前はダビデと言います。マスター。」
と男性の機械音の声で深々と頭を下げた。
「マスターって俺か?」
「はい。飯島大翔様。今日から私のご主人は貴方です。」
「あぁ…そうか。ところでよダビデ。」
「何でしょうかマスター。」
なんかマスターって言われるの違和感あるなぁ…
「このベルトと手袋にバイクあとダビデの4つがヨハネの言う力なんだけど…」
「わかりました。
まずこのベルトを巻いて下さい。」
俺はベルトを巻き始めた。
その瞬間にベルトが体内に吸収される様に消えた。
「えっ消えた…」
「安心してくださいマスター。ベルトは常にマスターの体内に内蔵されました。
次はこの手袋を嵌めて下さい。その後に、両手を腹の部分に構えて下さい。」
「あぁ…こうか。」
両手を腹に構えた瞬間にベルトが出現した。
「おぉ出てきた。」
「最後に私をこのベルトに入れれば完了です。」
ダビデの一通りの説明を終えた。
そして俺はベルトを体内にしまい込んだ。
「ところでよダビデ。」
「何でしょうか?マスター。」
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