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―セシル・目線
俺の大好きなこのリースの町がいづれ危ない目に会うかも知れないなんて嫌だ。
そんなの俺が絶対、許さないんだからっ!
「二人が止めようが俺は行くよ!止めても無駄だっ」
「町の外は魔物が居るのよ。危ないわ」
そんなの承知の上だ、分かってるさ。
「大丈夫だよ。俺、剣技使えるし魔物ぐらい倒していける」
「分かった。セシルがそこまで言うなら好きにさせてやればいいよ。俺達がごちゃごちゃ言う権利は無いんだから」
「でも……」
「ナーシャさん、そんなに心配しないで下さい。俺はもう18です、お子様じゃないんだ」
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