始まりの章

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「おばちゃん、俺が手伝うよ」 「あら、セシルありがとうねぇ。いつも助かるよ」 女性の代わりに林檎が沢山入ったカゴを持つ青年 セシル・アルフォードはこの緑長閑な町で育った親切で町の頼りになる青年だ。 「いいよ。気にしないで!困ってる人は助けないとね♪」 愛想の良い笑顔でセシルは女性に微笑み掛ける。 「セシルは小さいときから働き者だね。おばちゃん、感心しちゃうよ」 「あはは。そんなこと無いけどね♪ところでこの林檎、何処に持って行けばいいの?」 「お店の裏に運んでくれといてくれたらいいよ」 「分かった!」
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